2021年3月12日の東京駅 23時30分発「湘南ライナー17号」を以て、ついに185系の定期運用が終了となります…。
最終日が近づくにつれ、撮影者はもちろん、湘南ライナーに並ぶ鉄道ファンも多くなっているようですね。(マナーが悪い人も出てきているようですが)
一つの時代に区切りがつくということで、今回は185系について振り返っていこうかと思います。

185系の代表的な列車といえば、首都圏~伊豆急下田・修善寺を結ぶ「特急 踊り子」!
手元に残っている最も古い写真は、2011年12月10日に運転された「特急 踊り子107号」。
東京~伊豆急下田間直通運転開始50周年記念の特別なHMが取り付けられました。

踊り子号は通勤輸送に一切関わらないダイヤで運行されていますが、通勤時間帯については「湘南ライナー」や「おはようライナー新宿」・「ホームライナー小田原」が設定されていました。
写真は、セーラー服を着たカモメのHMを掲げた157系特急色(あまぎ色)のOM08編成(200番台)。



踊り子号と並んで有名な列車だったのが、東北本線・高崎線・上越線を走る「特急 あかぎ」や「特急 草津」。
上野発着は2014年3月15日改正、新宿発着も2016年3月26日改正を以て運転終了となりました。
HMデザインも全く異なっており、上野発着は「上毛三山」をイメージしたもの、新宿発着は「赤城山と大沼」になっていました。



2013年3月16日改正で、田町車両センターに配置されている車両が全て大宮総合車両センターに転属。
その影響で余剰となった編成は、組み替えで波動用となり、183系を置き換えました。
自分も、各種臨時列車や団体列車に185系が充当されると分かった時は、積極的に撮りに行くようにしていました。

編成組み替えの中でかなり特殊だったのは、OM07編成(200番台)。
OM06編成の中間車3両を組み込んで10両となった後、なんと上野東京ラインの試運転に充当したのです!
試運転終了後はそのまま営業運転に入るかと思われましたが、残念ながら編成中4両が2015年5月26日、残る6両も同年6月5日付で廃車となりました…。

ここからは、特別なHMを掲出した185系を紹介!
まずは、横浜~松本間を京浜東北線・横浜線・中央本線・篠ノ井線経由で結んでいた「特急 はまかいじ」。
中央本線への遠征の帰りによく利用していました…。

上野~水上間を結ぶ「特急 水上」。
HMデザインは、水上周辺の温泉と谷川連峰をイメージしたもの。
こちらは使用車両を651系1000番台に変更し、年末年始限定で運転されています。

2014年8月30日に運転された団体臨時列車「ぐるっとちば南房総号」。
新宿→木更津→浜金谷→千倉→勝浦→上総一ノ宮→新宿と房総半島を一周する形で運転され、HMも進行方向側のみの掲出でした。

心身に障害のある子供達とその家族を招待し、鉄道の旅をプレゼントするという趣旨で運転され、様々なHMデザインが存在する団体臨時列車「旅のプレゼント号」。
写真は、2014年10月4日のものです。

2015年5月2日~6日に宇都宮~日光間で運転された「快速 GOGO NIKKO」の送り込み回送。
英字による列車名とC7編成(0番台)4両の組み合わせは、非常に珍しかったです。

JR東日本 大宮総合車両センターとJR貨物 大宮車両所が共同で開催する鉄道イベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」の試乗会の使用車両に選ばれたことも。
2015年には「ホームライナー」等の幕を掲げ、復活後2回目となる全般検査を施工中であったC57‐180と共演する姿が見られました。



踊り子号以外でも、金目鯛や伊勢海老が旬を迎える時期に伊豆急下田へ向かう団体臨時列車が運転されていました。
地元が東海道線に近いこともあり、何回か記録することが出来ました!

最後は、「東北新幹線開業35周年記念 新幹線リレー号」!
2017年6月24日に1982年~1985年の時と同じ、上野~大宮間で運行されました。
廃止直前期に見られた斜めストライプ色ではあるものの、幕板部のJNRマークも再現された鉄道ファン感涙ものの列車でした。



特急形車両でありながら通勤通学輸送にも対応出来る車両として誕生した185系。
当初はサービス性が低く、利用客に好評をもって受けられたとは決して言えませんでした…。
しかし、普通車の座席を回転式リクライニングシートに変更する等のリニューアルが施され、様々なリバイバル塗装に変更される時を経ながら、特急・ライナー・夜行快速・普通・波動輸送とマルチな活動を続けてきました。
特にこの数ヶ月は、東海道線沿線の多く人達に注目され、最後の国鉄特急形車両に相応しい姿を見ることが出来たように思います…。

とはいえ、2021年3月13日改正以降も一部臨時列車に充当されるんですけどね。
写真の「快速 あしかが大藤まつり号」には、例年以上の撮影者が来そうですね。
ひとまず、お疲れ様でした…。
Twitterはこちら↓
https://twitter.com/odphotographer
鉄道コムはこちら↓
最終日が近づくにつれ、撮影者はもちろん、湘南ライナーに並ぶ鉄道ファンも多くなっているようですね。(マナーが悪い人も出てきているようですが)
一つの時代に区切りがつくということで、今回は185系について振り返っていこうかと思います。

185系の代表的な列車といえば、首都圏~伊豆急下田・修善寺を結ぶ「特急 踊り子」!
手元に残っている最も古い写真は、2011年12月10日に運転された「特急 踊り子107号」。
東京~伊豆急下田間直通運転開始50周年記念の特別なHMが取り付けられました。

踊り子号は通勤輸送に一切関わらないダイヤで運行されていますが、通勤時間帯については「湘南ライナー」や「おはようライナー新宿」・「ホームライナー小田原」が設定されていました。
写真は、セーラー服を着たカモメのHMを掲げた157系特急色(あまぎ色)のOM08編成(200番台)。



踊り子号と並んで有名な列車だったのが、東北本線・高崎線・上越線を走る「特急 あかぎ」や「特急 草津」。
上野発着は2014年3月15日改正、新宿発着も2016年3月26日改正を以て運転終了となりました。
HMデザインも全く異なっており、上野発着は「上毛三山」をイメージしたもの、新宿発着は「赤城山と大沼」になっていました。



2013年3月16日改正で、田町車両センターに配置されている車両が全て大宮総合車両センターに転属。
その影響で余剰となった編成は、組み替えで波動用となり、183系を置き換えました。
自分も、各種臨時列車や団体列車に185系が充当されると分かった時は、積極的に撮りに行くようにしていました。

編成組み替えの中でかなり特殊だったのは、OM07編成(200番台)。
OM06編成の中間車3両を組み込んで10両となった後、なんと上野東京ラインの試運転に充当したのです!
試運転終了後はそのまま営業運転に入るかと思われましたが、残念ながら編成中4両が2015年5月26日、残る6両も同年6月5日付で廃車となりました…。

ここからは、特別なHMを掲出した185系を紹介!
まずは、横浜~松本間を京浜東北線・横浜線・中央本線・篠ノ井線経由で結んでいた「特急 はまかいじ」。
中央本線への遠征の帰りによく利用していました…。

上野~水上間を結ぶ「特急 水上」。
HMデザインは、水上周辺の温泉と谷川連峰をイメージしたもの。
こちらは使用車両を651系1000番台に変更し、年末年始限定で運転されています。

2014年8月30日に運転された団体臨時列車「ぐるっとちば南房総号」。
新宿→木更津→浜金谷→千倉→勝浦→上総一ノ宮→新宿と房総半島を一周する形で運転され、HMも進行方向側のみの掲出でした。

心身に障害のある子供達とその家族を招待し、鉄道の旅をプレゼントするという趣旨で運転され、様々なHMデザインが存在する団体臨時列車「旅のプレゼント号」。
写真は、2014年10月4日のものです。

2015年5月2日~6日に宇都宮~日光間で運転された「快速 GOGO NIKKO」の送り込み回送。
英字による列車名とC7編成(0番台)4両の組み合わせは、非常に珍しかったです。

JR東日本 大宮総合車両センターとJR貨物 大宮車両所が共同で開催する鉄道イベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」の試乗会の使用車両に選ばれたことも。
2015年には「ホームライナー」等の幕を掲げ、復活後2回目となる全般検査を施工中であったC57‐180と共演する姿が見られました。



踊り子号以外でも、金目鯛や伊勢海老が旬を迎える時期に伊豆急下田へ向かう団体臨時列車が運転されていました。
地元が東海道線に近いこともあり、何回か記録することが出来ました!

最後は、「東北新幹線開業35周年記念 新幹線リレー号」!
2017年6月24日に1982年~1985年の時と同じ、上野~大宮間で運行されました。
廃止直前期に見られた斜めストライプ色ではあるものの、幕板部のJNRマークも再現された鉄道ファン感涙ものの列車でした。



特急形車両でありながら通勤通学輸送にも対応出来る車両として誕生した185系。
当初はサービス性が低く、利用客に好評をもって受けられたとは決して言えませんでした…。
しかし、普通車の座席を回転式リクライニングシートに変更する等のリニューアルが施され、様々なリバイバル塗装に変更される時を経ながら、特急・ライナー・夜行快速・普通・波動輸送とマルチな活動を続けてきました。
特にこの数ヶ月は、東海道線沿線の多く人達に注目され、最後の国鉄特急形車両に相応しい姿を見ることが出来たように思います…。

とはいえ、2021年3月13日改正以降も一部臨時列車に充当されるんですけどね。
写真の「快速 あしかが大藤まつり号」には、例年以上の撮影者が来そうですね。
ひとまず、お疲れ様でした…。
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